2001-09-28 ArtNo.27193
◆オマーン石油、カッダロール製油所事業に26%出資
【チェンナイ】Oman Oil Corporationはタミールナド州カッダロール(Cuddalore)における年間処理能力600万トンの製油所プロジェクトに26%(300クロー=US$6251万)出資することを認め、Nagarjuna Oil Corporation Ltd (NOCL)と関係覚書を交換した。
インディアン・エクスプレスとエコノミック・タイムズが9月26日、NOCL筋の消息として報じたところによると、ベネズエラ最大の原油生産会社PDVISAも原油供給契約と引き替えに出資の意向を表明している。
Nagarjuna Fertilisers & Chemicals Ltd (NFCL)とTamil Nadu Industrial Development Corporation (Tidco)の合弁に成るNOCLはカッダロール製油所事業に3480クロー(US$7.25億)を投じる計画で、借入/自己資本比率は2:1。同プロジェクトの51%のシェアを占めるNFCLは、既に450クローを拠出、Tidco取締役会も原則的にプロジェクトへの出資(恐らく11%)を認めている。またIndianOil Corporation(IOC)も12%の出資に関心を表明している。仮にIOCの出資が得られるなら金融アレンジも順調に進捗するものと見られる。
Industrial Development Bank of India(IDBI)に率いられる金融機関コンソーシアムがルピー建てローンを、ドイツのKfWが海外借入のアレンジを引き受けており、各社の出資構成が固まれば、借入のアレンジも行われる。
ドイツのWoerthに設けられたMobil Refineryの総合的な処理施設が移転される他、バランシング装置、プロセス・ユニット、貯油タンク、オフサイト施設、公益施設、海事施設等が追加される。
EPC(engineering/procurement/construction)契約及びプロジェクト・マネージメント契約は、ABB Lummusに発注されている。
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