2001-09-28 ArtNo.27187
◆今年のPC販売、4~15%ポイント成長鈍化:MAIT
【ニューデリー】今年のパーソナル・コンピューター(PC)販売の伸びは4~15%ポイント鈍化する見通しだ。
エコノミック・タイムズが9月26日報じたところによれば、情報技術(IT)製造業者協会(MAIT:Manufacturers' Association of Information Technology)のWinnie Mehta理事は「今年のPCセールの伸びは、楽観的に見ても30%、悲観的なら20~25%」と述べ、昨年の成長実績34%を4~15%ポイント下回るとの見通しを示した。
同氏によると、昨今の不透明な経済見通しからFMCG、製造業、ホスピタリティー産業、石油化学等の部門は、ハードウェア支出を縮小しており、これまで積極的にコンピューター化を図ってきた証券取引業界も計画をスロー・ダウンさせている。しかし銀行業界とテレコム業界だけは依然としてハードウェアに対する多額の支出を続けており、取り分け最近、第4次セル式電話ライセンスを取得した者はハードウェアを含むインフラ投資を拡大している。とは言え米国がアフガニスタンに対する作戦を実行し、消費者情緒が一層冷え込むなら、PC販売にさらに深刻な影響が生じる可能性も有ると言う。
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