SEAnews 2001-09-28 ArtNo.27185

【バンガロール】カルナタカ州バンガロール拠点の消費財メジャー、BPL Ltdは、厳しい市場環境の中で製品ポートフォリオを再構築し、低価格を武器に攻勢に転じる構えだ。
インディアン・エクスプレスが9月27日、ＢＰＬのコーポレート・ブランド・マネージメント主任Anand Narasimha氏の談話を引用し報じたところによると、新価格戦略は娯楽電子ビジネス・グループに照準が合わされ、取り分けトップ・エンドのＤＶＤプレーヤー等、メイン・ストリームのオーディオ製品の復活が目指される。しかしアグレッシブな価格設定は市場の反響を呼び起こすための手段に過ぎず、基本戦略は高品質な製品を、競争力有る価格で提供することにある。ＢＰＬのオーディオ製品は、これまで期待したほどのプレゼンスを築くことができなかった。戦略転換の理由もそこに有り、最近製造を開始したＤＶＤプレーヤーを武器にＤＶＤプレーヤー市場の成長の波に乗る計画だ。ＢＰＬはまた冷蔵庫市場でも積極的にプレゼンスの拡大を図っている。これまで同社はトップ・ダウン戦略を採用、ニッチ・マーケット志向の霜取り不要冷蔵庫の販促に力を入れて来たが、今やボトム・アップ・アプローチに戦略を転換している。インド市場は明らかにこうした戦略転換の時機を迎えていると言う。