SEAnews 2001-09-28 ArtNo.27184

【ニューデリー】今年初5ヶ月(2001/4-8)の車両輸出は乗用車とモーターサイクルがプラス成長を記録した反面、商用車／多目的車／三輪車、モーターサイクルを除く二輪車の輸出は何れも昨年同期を下回った。
エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルドが9月26／27日、自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)の統計を引用し報じたところによると、年初5ヶ月の乗用車輸出は1万8153台と、昨年同期の8307台に比べ118.5％の成長を見た。しかしマーケット・リーダーMaruti Udyog Ltd(MUL)の輸出台数は昨年同期の5922台から4440台に25％、Daewooのそれは1272台から30台に97％の落ち込みを見た。それに反してHyundai Motor Indiaの輸出台数は984台から1890台に92％、Ford Indiaのそれはゼロから1万1632台に激増した。
今年初5ヶ月の商用車輸出台数は昨年同期の5276台から3513台に33.4％下降した。国内最大の商用車メーカーTata Engineering and Locomotive Company Ltd(Telco)の中・大型商用車輸出は59.2％減の396台、Ashok Leyland Ltd(ALL)のそれは26.8％減の396台にとどまった。Telcoの軽商用車輸出も41％減の1861台に下降したが、Eicher Motorsのそれは86.6％増の407台を記録した。
年初5ヶ月には多目的車輸出も34.4％減少、Telcoの輸出の54％の落ち込みが、同部門全体のパフォーマンスに影響した。
今年初5ヶ月のスクーター輸出は昨年同期の1万3282台から9870台に25.6％下降した。取り分けKinetic Motor Companyの輸出が5040台から1846台に63.3％下降、ＬＭＬの輸出も4237台から3804台に10.2％ダウンした。
年初5ヶ月のモーターサイクルの輸出台数は昨年同期の1万6872台から1万9493台に15.5％アップ。取り分けBajaj Auto Ltd(BAL)は115.4％増の5418台、Hero Honda Motorsは28.6％増の5894台を輸出した。しかし最大のモーターサイクル輸出業者Yamaha Motor (India)のそれは8125台から6220台に23.4％下降した。
今年初5ヶ月のモーペッドの輸出は、Majestic Autoの輸出が56.9％減の7065台にとどまったことから、業界全体でも1万1574台と、47.8％の落ち込みを見た。
年初5ヶ月の三輪車輸出は32.6％減の4817台にとどまり、マーケット・リーダーＢＡＬのそれは4576台と、28％下降した。