2001-09-25 ArtNo.27162
◆AV Birlaグループ、Utkalアルミナ事業の支配権益取得?
【ムンバイ】AV Birla Groupは、10月までに予定される外国パートナー、ノルウェーのNorsk Hydro及びカナダのAlcanとの会議において、オリッサ州Raygadaにおける4300クロー(US$8.96億)のアルミナ事業Utkal Alumina International Ltd(UAIL)の支配権益取得を認める見通しだ。
エコノミック・タイムズが9月24日伝えたところによると、現在UAILには、Indian Aluminium (Indal)が20%、Norsk Hydroが45%、Alcanが35%、それぞれ出資している。AV Birlaはグループ企業Hindalcoを通じてIndalに51%出資している。AV Birlaグループと外国パートナーの交渉はかなり以前から行われているが、外国パートナーは早期にAV BirlaグループにUAILの51%の権益を引き渡すことを望んでいるとされる。
AV Birlaグループ幹部は先週、UAILの最新動向を検討するためNaveen Patnaik首席大臣を初めとするオリッサ州政府幹部と会合した。UAILの31%権益の評価額は明かでないが、アナリストは、米国における最近のテロ事件後、航空会社の航空機購入需要が減退したこともあってアルミニウムの国際価格が下降しており、AV BirlaグループにとってはUAILの持分を拡大する好機と評している。航空機産業と自動車産業はアルミニウムの最大のエンド・ユーザーだが、ロンドン金属取引所(LME)におけるアルミニウム価格は持続的な下降傾向を見せており、先週金曜にはトン当たり1331.5米ドルと、1週間に30米ドル以上の落ち込みを見た。
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