【コルカタ】A C K Birlaグループ企業Hindustan Motors Ltd(HML)は事業再編を計画しており、西ベンガル州Uttarpara工場の人員整理が近く行われるもようだ。
エコノミック・タイムズが9月21日、HMLのB K Chaturvedi社長の言を引用し伝えたところによれば、再編計画の主要な目的はUttarpara工場の年間60クロー(US$1250万)の損失計上をストップさせること。同工場は約9000人を雇用、AmbassadorとTrekkerの製造を手掛けている。
今年通年で2万台のアンバッサダー販売を目指す同社トップ・マネージメントは目下、再編計画の詰めを行っており、同再編案は近く西ベンガル州政府に提出される。このことは既に西ベンガル州政府に通知されており、9月26日には州政府と労使代表の3者会議が催される。完成車の在庫レベルと需要動向次第では工場の操業が一時停止される可能性も有る。
再度依願退職スキームを通じた人員整理を行うか否かに関して、Chaturvedi氏は全てのオプションが検討されていると語った。それによると、最適な雇用レベルを算出後、州政府と関係問題を協議する。
しかしHMLは圧縮天然ガス(CNG)バージョンの投入等でアンバッサダーの販売は再度採算ラインに乗るものと見ている。
HMLの昨年の車両販売は前年比7.8%の落ち込みを見た。昨年の三菱ランサーの販売台数は7634台だったが、今年は再びプレミアム・カー・セグメントのベストセラーになるものと期待されている。同社はまた三菱自動車の技術支援下にランサー・コンポーネントの国産化を目指している。HMLの昨年度営業額は1728.8クロー(US$3.6億)をマークした。