2001-09-24 ArtNo.27140
◆Northern Coalfields、US$2.51億利益計上
【コルカタ】Coal India Ltdの最も近代化された設備を備えた子会社Northern Coalfields Ltd (NCL)は昨年度(2000-01)、インドの炭鉱会社としては過去最高の1205クロー(US$2.51億)の税引き前利益を計上、売上も2739クロー(5.7億)をマークした。
インディアン・エクスプレスが9月22日報じたところによると、新賃金協定に基づく130クローの未払い給与の引き当てがなされたにも関わらず、税引き前利益は前年比9%アップ、売上のほぼ38%を占めた。同比率は一部の情報技術(IT)企業を除けば、国内企業中最高と見られる。税引き利益も703.48クロー(US$1.466億)に達した。ちなみに一昨年の営業額は254.25クロー、税引き前利益は977.95クローだった。
NCLのSK Sen会長兼MDが先週金曜の取締役会後語ったところによると、好調な業績は生産量/労働生産性/売上が、何れも高水準を実現、加えて価格も上昇したため。
石炭の生産量が前年の3950万トンから4140万トンに拡大した上、ウッタルプラデシュ州電力局のObra発電所(1500MW)とNational Thermal Power CorpのVindhachal発電所(250MW)からの受注で石炭需要が急増した。
昨年の労働者1シフト当たりの石炭生産量は10.2トンと国内最高をマークした。同社は今年2月1日に石炭価格を11%アップした。しかし同値上げの恩恵は昨年度の最後の2ヶ月に限られた。
他の石炭会社や電力会社は未清算の多額な売掛金を抱えているが、NCLの未清算売掛金は前年の225クローから163クロー(US$3397万)に縮小した。同社はまた1万7000人の従業員全てに小切手で給与を支払っていると言う。
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