SEAnews 2001-09-21 ArtNo.27134

【チェンナイ】タミールナド州チェンナイ拠点のソフトウェア・ソリューション・プロバイダー、Polaris Software Labs Ltd(PSLL)は、来年1月までに組織再編を完了し、バンキング／ファイナンシャル・サービス／インシュランス(BFSI)領域のトップ4ベンダーを目指す。
ビジネス・スタンダードが9月20日、ＰＳＬＬのArun Jain会長兼ＭＤの言として伝えたところによれば、再編を通じて多様な顧客のニーズに応じる能力を強化、高度成長の再現を目指す。今日の景気後退は、組織再編の機会を提供してくれる。同社は再編を通じ、ＢＦＳＩ領域のエンド・ツー・エンドのソリューション・プロバイダーに変身する。再編完了後は四半期ベースで15％の成長が見込める。年間情報技術(IT)予算10億米ドルのフォーチュン100企業の多くがインドをグローバル・アウトソーシング戦略の一環に組み込むものと見られるが、十分なコンピテンシーとスケーラビリティーを備えたベンダーのみがその種の注文を獲得できる。
ＰＳＬＬの2001年6月期四半期の売上と純益は、9.7％と15％の持続的下降を見、営業マージンも前四半期に比べ170ベイシス・ポイント下降した。
再編計画の下、戦略提携ユニットと戦略納入ユニットがキャッシュ・エンジンとして新設される他、戦略実行ユニットが成長を牽引するコンピテンシーを培う。2004年までに年商1000クロー(US$2.08億)を目指す目標は維持される。同目標を実現するには、年間300万～1000万米ドルの売上をもたらす大口顧客30～40を獲得する必要がある。現在年商10億米ドル以上の大口顧客38社を有する。ちなみにData Incとの米国における法廷訴訟は審理が延期され、長引いていると言う。