2001-09-21 ArtNo.27132
◆シスコ、IPベースのインターナル通信システム市場開拓
【ニューデリー】ネットワーキングのCisco Systemsは、インドにおけるインターネット・プロトコル(IP)ベースのテレフォニー技術を応用した企業内通信システム市場の開拓に乗り出した。
ビジネス・スタンダードとエコノミック・タイムズが9月20日、シスコの新聞発表を引用し報じたところによれば、電信局(DOT:Department of Telecommunications)傘下のTelecommunication Engineering Centre (TEC)が、シスコのIPベースPBXソリューションを認可したことから、同社は大手法人をターゲットにその製品とサービスを売り込む計画だ。これによりシスコはインド政府からIPベースのソリューション提供を認められた最初の企業になった。市場調査会社Frost & Sullivanは1999年当時、2001年のインドのPBX市場を6390万米ドルと予想した。
シスコ・システムズのManish B Gupta上級技師によると、IPベースのPBXソリューションは、従来のPBXシステムの持たぬ様々な先端的技術を装備している。これらには、ビデオ・コンファランシング、ディレクトリー統合、受信電話/受信者/受信ミスの識別、その他の付加価値オプションが含まれる。シスコはIPベースの様々なサービスを統合したスケーラブルなボックス・ソリューションを提供する最初の企業で、顧客はシステムの構築に一度に多額の投資を行う必要がない。
インド政府はVoIP市場を開放するプロセスに着手しており、現在社内的なIP PBXシステムに投資する法人は、VoIPが合法化された際には、同ネットワークを全世界に拡張できる。シスコはサーキット・スイッチ・システム・ユーザーの60~70%がIPベースのシステムに転換するものと予想している。
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