2001-09-21 ArtNo.27130
◆Telco、特殊車製造でDharwar工場の操業を5年ぶりに再開
【ムンバイ】Tata Engineering and Locomotive Company Ltd(Telco)はカルナタカ州Dharwadの遊休工場をほとんど5年ぶりに再稼働させ、特殊用途商用車の製造に乗り出した。
ビジネス・スタンダードが9月18日、TelcoのPravin Kadle上級副社長(財務担当)の言を引用し報じたところによれば、同社はジャールカンド州Jamshedpur、マハラシュトラ州Pune、西ベンガル州Lucknowの既存工場では取り扱いが困難な消防車、救急車、タンク・ローリー、モノコック・バス、エア・サスペンション付きバス等の製造にDharwad工場を用いる。実際の製造は市場環境が熟した段階で開始され、同工場からの輸出も検討されている。しかし、他の工場に余剰能力が存在することから多額な投資は行わない。実際のところTelcoは一部の業務を他の自動車会社からのアウトソーシングに転換するとともに、既存施設の効率的運用に努めている。Telcoは目下Lucknow工場の余剰設備の有効利用も検討している。
Telco Construction Equipment Companyの工場に隣接したDharwad工場は、1996-97年にTelcoの売上が過去最高の1万128.43クローをマークした際着工されたが、需要は翌年下降に転じ、Dharwad工場への一層の投資は見合わせられた経緯がある。
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