2001-09-21 ArtNo.27129
◆SPIC、マドラス肥料会社政府持分買収レースから撤収
【チェンナイ】タミールナド州チェンナイ拠点のMA Chidambaram氏の旗艦Southern Petrochemical Industries Corporation Ltd (Spic)は、Madras Fertiliser Ltd (MFL)の政府持分買収レースから撤収する方針を決めた。
インディアン・エクスプレスが9月20日Spic幹部の言として報じたところによると、同社は今日の市場動向からMFL権益買収は実行不可能、採算も見込めないと判断、入札を見合わせる方針を決めた。
Spicの2001年3月期年商は2239.49クロー(US$4.67億)、税引き利益は15.87クロー(US$331万)をマークしたが、外貨建て及びルピー建てローンの再編により、金利負担の軽減を図っている。
MFLの製品ラインと補完関係を有することから、主要な入札者と目されていたSpicの撤収はMFLの民営化計画に大きな影響を及ぼすものと見られる。MFLはNPK(窒素燐酸カリ)配合肥料と尿素の指導的生産者で営業額は1230クロー(US$2.56億)。政府はMFLの33%の持分売却を図っているが、少なからぬ入札希望者がレースから離脱、政府の持分売却プロセスは進捗を見ていない。
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