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2001-09-20 ArtNo.27108
◆Vadinar-Kandlaパイプライン、金融難に直面
【ニューデリー】グジャラート州内のVadinarとKandlaを結ぶ総コスト410クロー(US$8701万)のパイプライン敷設プロジェクトは、“Take-or-pay(実際に使用するか否かに関わらず、予約したキャパシティーに対する支払いを義務づける)”契約に応じるものがないため、金融機関が約束した長期ローンの提供に応じず、深刻な影響を受けている。
ビジネス・スタンダードが9月18日、石油天然ガス省筋の消息として伝えたところによれば、プロモーターらは自己資本と短期ローンを通じて必要経費を賄っているが、Take-or-pay契約の異常な遅れと約束したローン実行を巡る紛糾等から、短期貸付業者にも不安が伝播、貸付金の返還を求めるものも出ている。
2000年5月30日に試験運転を開始したSikka-Kandla間のパイプラインの遊休率は2000年10月の49.76%、同11月の54.40%から同年12月の29.44%に改善後、2001年1月には42.08%に再び悪化したが、2001年2-7月には顕著な改善を見、過去10ヶ月の平均は27.8%となっている。
Vadinar-KandlaパイプラインはReliance Petroleum Limited(RPL)のJamnagar製油所とEssar Oil Limited(EOL)のVadinar製油所、そしてIndian Oil Corporation(IOC)のKoyali製油所の石油製品の輸送を主要な目的にしており、RPLのJamnagar製油所に近いSikkaとIOCのKandla石油施設を結ぶルートは既に完成、既存のKandla-Bhatindaパイプラインへの接続が計画されている。しかしVadinar-Sikka部分の敷設工事は、EOLのVadinar製油所事業の進捗に合わせ、建設工事が保留されている。
プロジェクトを進める払込資本100クローのPetronet VK Limitedには、Petronet India LimitedとIOCが各26%、RPLとEOLが各13%出資している。
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