2001-09-20 ArtNo.27107
◆石油3社、セントラル・インディア・パイプラインにEOI提出
【ムンバイ】石油精製会社3社-1)Indian Oil Corporation (IOC)/2)Reliance Petroleum Corporation (RPL)/3)Bharat Petroleum Corporation Ltd (BPCL)が総コスト5200クロー(US$11.04億)のセントラル・インディア・パイプラインの利用に関わる入札意向書(EOI:expression of interest)を提出した。
インディアン・エクスプレスが9月18日消息筋の言として報じたところによると、地元企業ばかりでなく外国石油会社3社もEOIを提出した。2003年12月までに完成する予定の延べ1700キロのパイプラインは、RPLの年産2700万トンのJamnagar製油所、Essar Oil Ltd(EOL)がやはりJamnagarに計画する年産900万トンの製油所及びIOCのKoyali製油所からガソリン、ディーゼル、灯油、ナフサを含む石油製品を輸送することを主要な目的にしており、IOC/BPCL/Hindustan Petroleum Corporation Ltd (HPCL)の合弁会社Petronet India Ltd (PIL)が、BOOT(build, own, operate and transfer)方式で建設を請け負っている。プロジェクトにはRPL、IOC、PILが各26%、BPCLとEOLが各11%出資している。
パイプラインはJamnagarからRajkot及びKoyaliを経てRatlamまで延長される。Ratlamからは2ルートに分かれ、1本はGwaliorに、もう1本はItarsiを経てNagpurにリンクされ、中央インドの様々な消費地に石油製品を供給する。またNagpurからさらにアンドラプラデシュ州ハイデラバードまで延長する可能性や、Ratlam-ItarsiルートからIndoreとBhopaに接続することも検討されている。
しかしPILは、Bina/KanpurパイプラインとParadip/Rourkelaパイプラインの建設計画は棚上げした。両プロジェクトは昨年、石油省により認可されたが、Bina製油所プロジェクトはグジャラート州政府の環境認可を待っており、Paradeep製油所プロジェクトも州政府が徴収する税問題で立ち往生している。これらのパイプラインの基盤工事は完了したが、建設工事の着工は見送られた。消息筋によると、製油所プロジェクトが順調にスタートするまで、PILはパイプラインの着工を控える方針と言う。
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