2001-09-18 ArtNo.27095
◆州政府、エレクトロスチールに非公開鉄鋼会社の買収要請
【コルカタ】年商557クロー(US$1.18億)の鋼管メーカー、Electrosteel Castings Ltd(ECL)は、西ベンガル州政府の要請に基づき、コルカタ近郊Khardah工場に隣接した非公開鉄鋼会社を買収する可能性を検討する方針だ。
ビジネス・スタンダードが9月17日伝えたところによると、ECLがCalcutta Steel Companyを買収し、その経営を立て直した実績を評価した西ベンガル州政府のAsim Dasgupta財務部長は先週土曜、ECLに対しBarrackpore工業地帯に位置する非公開鉄鋼会社の内少なくとも1社を買収するよう要請するとともに、この種の非公開鉄鋼会社の負債の半額と必要投資の一部を州政府が引き受け、税制優遇措置も適応することを約束した。
これに対してECL幹部は、同社のビジネスにマッチした適当な非公開会社がKhardah工場の周辺に存在するなら、州政府の提案を受け入れる考えを明らかにした。Kejriwal一族に率いられるECLはカルカッタ・スチールを買収する際には、Ernst & Youngに調査を依頼したが、実際に非公開会社を買収する際は同様に専門家の意見を聴取すると言う。
ECLは20クロー(US$424万)を投じてカルカッタ・スチールに年産5万トンの鋼管備品の製造施設を設けた。ECLはまた50クロー(US$1061万)を投じてKhardah工場にダクタイル管(DIパイプ:ductile iron spun pipe)の製造施設を増設した。これに伴いECLの過去2、3年間の投資額は200クロー(US$4245万)に達し、年間製造能力は9万トンから17万トンに拡大した。最先端の技術を応用し、80-300mmの小口径DIパイプを年間5万トン製造できるラインはこの日正式に操業を開始した。
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