2001-09-18 ArtNo.27094
◆サレム・スチールのデュー・ディリジェンス11月に開始
【ムンバイ】国営製鉄会社Steel Authority of India Ltd(SAIL)のステンレス・スチール子会社Salem Steel Plants(SSP)のデュー・ディリジェンス(due diligence:証券発行時に発行者が提供する情報が証券法の開示基準に適合しているかどうか弁護士が確認する業務)は、タミールナド州議会選挙後の政治的不安定から1年にわたり棚上げされて来たが、11月に再開される見通しだ。
ビジネス・スタンダードが9月15日、SAIL筋の消息として伝えたところによると、予備選考を通過し、機密協定に調印したTata Steel-UsinorとJindal-ALZの2チームには、SSPの詳細に関するメモが届けられており、2チームは11月にデュー・ディリジェンスを開始するものと見られる。SAILはスムースな持分処分を実現する上から労組や政界の支持とりつけ等、協調的気分の醸成に努めている。
SAILのSSP権益売却入札では、JM Morgan Stanleyの報告基づく売却案の下、Tata Steel-Usinor combine、Jindal Strips、Avesta Sheffieldが予備選考を通過したが、その後Avesta Sheffieldが撤退、JindalsはベルギーのALZと手を結んだ。
Tata Iron and Steel Company Ltd(TISCO)筋によると、Tiscoとフランスの大手製鉄会社Usinor Sacilorの合同チームはデュー・ディリジェンスの開始に向け青信号が出るのを待っている。同チームが首尾良く契約を手にするなら、Tiscoは初めてステンレス・スチール・ビジネスに進出することになる。
|