2001-09-17 ArtNo.27086
◆ロイヤル・エンフィールド、6ヶ月ごとに新バイク発売
【バンガロール】年商1000クロー(US$2.12億)のEicher Groupに属する地元大型バイク・メーカー、Royal Enfield Motors Ltd(REML)は、事業再編計画の一環として向こう2年間に40クローを投資するとともに、6ヶ月ごとに新モデルを発売、黒字転換を図る。
ビジネス・スタンダードとデカン・ヘラルドが9月14日伝えたところによると、REMLのSiddhartha Lal重役(CEO)は、カルナタカ州におけるレジャンダリー・ブレット・シリーズの新製品“Bullet Electra”の発売式の席上、以上の方針を語った。それによると、同社は昨年損失を計上したものの、事業再編を通じ今年は黒字回復が見込める。再編計画の下、生産工程の合理化によりコストを削減、同時に人員も削減する。管理職レベルの削減、依願退職を通じた工場労働者の整理、非常勤労働者の縮小が予定されている。またSAPシステムを導入、在庫管理と資材調達の合理化も図られる。成績の芳しくないディーラーは解約し、新ディーラーを補充する。現在同社は227店の独占契約ディーラーを擁するが、ディーラー網は一層拡張される。この他、ブランド・イメージの普及も図られる。
モーターサイクルの月間販売台数は現在の2000台から2600台に拡大される。昨年(2000-01)同社は2万2000台を販売したが、一昨年(1999-2000)の2万5000台を下回った。
REMLは昨年通年で1200台を輸出したが、今年は上半期だけで1000台をマークした。同社は中東及び東南アジア諸国をターゲットに輸出市場も開拓する計画だ。
ブレット・レーンジのバイクは、350スタンダード、350デラックス、ブレット500、マーチズモ、エレクトラから成り、価格は5万5000~6万3000ルピー(US$1167-1337)。ライトニング・レーンジには、535CCのクルーザーが含まれ、価格は6万9000ルピー(US$1464)。同社は近くライトニング・レーンジの新モデルを発売する。Machismo A 350はオーストリアのAVL、Lightning 535はスイスのRoyal Enfield Motorsの技術支援下に、それぞれ開発された。法人向け販売が全体の12%前後を占め、残りは小売販売されている。
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