2001-09-17 ArtNo.27084
◆M&M、MaXX梃子に多目的車市場シェア54%目指す
【コルカタ】インド多目的車市場をリードするMahindra & Mahindra (M&M)は13日、10人乗り多目的車新モデル“MaXX”を発売、マス・マーケットの開拓に乗り出した。
インディアン・エクスプレスとビジネス・スタンダードが9月14日M&MのRajesh Jejurikar副社長の言として伝えたところによれば、MaXXのコルカタにおける店頭価格は40万5000ルピー(US$8595)。燃費はリッター14キロ。MaXXはかつての看板モデル、Mahindra Marshallの改良型。M&Mは昨年末のBolero発売後、Marshallの製造を停止した。燃費と価格の上からMaXXはタタのSumo及びトヨタのQualisに比べ競争力が有る。またSumoに比べ4.5インチ・ワイドな車体は、この種の車種としては最もスペーシャスで、ビジネスマンや大家族に最適。バイヤーは4つのカラーを選べ、6人乗りモデルも選択できる。
過去3ヶ月のマハラシュトラ州、グジャラート州、カルナタカ州における試験販売の成績は良好で、年間1000台の販売が見込める。M&Mは昨年多目的車6万3000台を販売、多目的車市場の48%のシェアを占めたが、MaXXの発売により、今年はさらに5~6%ポイント、シェアを上乗せ、53-54%に達するものと期待している。
国内多目的車市場の年間規模は11万台で、過去2年横這い状態が続いているが、今年は成長の兆しも見られる。このためM&Mは9月17日からMaXXの一大宣伝キャンペーンを展開すると言う。
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