SEAnews 2001-09-17 ArtNo.27081

【ナグプル】インド市場進出以来、過去5年間に500クローを投資して来た韓国家電会社の現地子会社LG Electronics India(LGEI)は、向こう3年間にさらに500クロー(US$1.06億)を追加投資する計画だ。
ビジネス・スタンダードが9月14日伝えたところによれば、ＬＧＥＩのKwang-Ro Kim重役(MD)は同紙に以上の消息を語った。それによると追加投資は、製造施設のアップグレード、新製品の投入、地元部品使用率の拡大、研究開発(R&D)、流通網の拡大に充当される。ＬＧＥＩはＰＣ(ﾊﾟｰｿﾅﾙ･ｺﾝﾋﾟｭｰﾀｰ)モニターやその他のＰＣ周辺機器の他、カラー・テレビジョン(CTV)、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコン等を製造、地元部品の使用率は平均70％、ＣＴＶに限っては90％に達する。
LGEIはこの日、ＣＴＶ10モデル、霜取り不要冷蔵庫6モデル、電子レンジ3モデル、エアコン1モデルをお披露目した。
ＬＧは霜取り不要冷蔵庫市場では17％のシェアを占め、トップに立っている。昨年同社はGreater Noida工場に100クローを投じ霜取り不要冷蔵庫の生産ラインを増設した。同ラインでは当面280リッターと310リッターの霜取り不要冷蔵庫(各3変形ﾓﾃﾞﾙ)が製造されており、近く230リッターと250リッターのモデルが追加される。来年は100クローを投じてコンプレッサー製造施設も増設される。
目下、半自動洗濯機のみを国内製造し、全自動洗濯機は輸入しているが、後者を国内生産するための追加投資が予定されている。ＬＧはこの他、50クローを投じてＰＣモニター製造施設を設けている。
最近マハラシュトラ州Nagpur、マドヤプラデシュ州Raipur、ビハール州Ranchi、Goaに新オフィスを開設。これによりＬＧＥＩの支店数は22に拡大したが、今度さらに多くの支店が設けられる。
ディストリビューション網は、サービス・センター網によりバックアップされる。LGEIは目下120のサービス・センターを全国に展開している。ナグプル支店の昨年の売上は30クローで、今年は50クローが見込まれている。ムンバイを除くマハラシュトラ州全体の昨年の売上は100クローをマーク、今年は30クローの増加が見込める。昨年120クローの営業額を記録したムンバイの今年の売上は25％アップする見通しだ。ＬＧＥＩの昨年の営業額は1900クローで、今年は2500クローが目指されている。今年上半期の売上は昨年の966クローから1120クローに拡大した。
ＬＧＥＩはその製品をスリランカ、ドゥバイ、オランダ、シンガポール、フィリピン、モルジブに輸出しており、今年は50クローの輸出達成を目指していると言う。