【ムンバイ】市況が低迷する中で製造コストの削減を通じ業績の改善を目指すTata Engineering and Locomotive Company Ltd(Telco)は、ハイコスト・コンポーネント・サプライヤーに照準を合わせ納入価格の引き下げ圧力をかけている。
エコノミック・タイムズが9月13日報じたところによると、最近、Freemarkets.comの支援下に導入された電子資材調達プログラム(EPP)の下、タイヤ、ベアリング、ファスナー、鋳造部品、リーフ・スプリング等、300クロー(US$6367万)余りの資材が競売方式の商談を通じて調達されており、Telcoは納入業者に迅速な価格引き下げを求めている。このためタイヤやベアリングのメーカーらは、未曾有の値下げ圧力に直面している。Telcoは、EPPの下、同社資材調達コストを15%カットできるものと見ている。Telco幹部によると、同社はあらゆる可能な方式を通じてコスト削減を図っており、中でもEコマースを通じたコスト削減の機会は大きい。今のところ資材のオンライン調達は極めて小さな部分を占めているに過ぎないが、向こう数ヶ月間に徐々に拡大される。最終的にオンライン競売はフェア・プライスを実現し、納入業者にはビジネスのボリュームを保証すると言う。
しかしタイヤ製造業者の1人は、「確かにオンライン競売は透明なメカニズムだが、タイヤ業界も不振に陥っている時だけに、競争の過熱は避けられない」と嘆息した。