2001-09-14 ArtNo.27063
◆BIFR、鉄鋼会社Iiscoのサード・パーティー救済案棄却
【コルカタ】産業財政再建局(BIFR:Board for Industrial Finance and Reconstruction)はSteel Authority of India Ltd(SAIL)に対してIndian Iron & Steel Co (Iisco)の再建案は、SAILとIIscoのリソースをベースにし、サード・パーティーに依存することは回避すべきであると警告した。
ビジネス・スタンダードが9月13日報じたところによれば、BIFRは9月5日に催された審理の席上、SAILに対して、「何故IIscoを廃業させるべきではないのか」、「何故救済計画の立案にそれほど長期を要するのか」と疑問を提起した。
BIFRは結局、SAILの求めに応じ、IIscoの再建パッケージ立案期限の延長を認めたが、その一方でIIscoの再建を巡り合弁パートナーを求める入札を行ったり、入札意向書(EOI:expression of interest)を募集せぬよう釘をさした。
IIsco自身、これ以前にMetallurgical & Engineering Consultants India Ltd(Mecon)の提案に基づく920クロー(US$1.95億)の再建案を提出した。同提案には320クロー(US$6792万)の依願退職スキームとダクタイル管(DIパイプ:ductile iron spun pipe)製造計画が含まれていた。しかし業界専門家らはIIscoの製造するDIパイプは国内の他の業者が製造するDIパイプとの競争に耐える十分な競争力を備えることはできず、IIscoの黒字回復を約束しないとの判定を下した。
これに対してSAILが提出した再建案は主に500クロー(US$1.06億)の依願退職スキームと100クロー(US$2122万)の投資計画から成っていたが、新たな収入を確保する問題に十分回答していなかった。BIFRはこのためSAILに再建案の見直しを求めたが、SAILは期限内に代替計画の立案ができず、合弁パートナーも見出すことができなかったため、BIFRに期限の延長を求めていた。
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