SEAnews 2001-09-14 ArtNo.27062

【ニューデリー】今年7月の工業生産指数(IIP)の伸びは昨年同期の5％から2.6％に鈍化した。
エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレスが9月13日、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)のデータを引用し、伝えたところによれば、ＩＩＰの3分の2以上の比重を占める製造業の成長は、昨年同月の5.7％から3％に減速したが、見直し後の6月の伸び率1.4％に比べ改善している。鉱業部門の7月の成長率は昨年同月のプラス2％からマイナス2.7％に落ち込んだ。しかし電力部門の成長率は昨年同月の2.6％から4.2％に改善した。
今年初4ヶ月(2001/4-7)のＩＩＰ伸び率は、昨年同期の5.9％から2.3％に鈍化、製造業部門は6.2％から2.6％に、鉱業部門は3.3％からマイナス0.8％に、電力部門は4.4％から2.7％に、それぞれ後退した。
消費財部門は7月には昨年同月の6.1％を上回る9.4％の成長を見た。耐久消費財部門の伸びは昨年同月の20.3％から16％に鈍化したものの、非耐久消費財部門の伸びは昨年同月の1.3％から6.7％に改善した。しかし資本財部門の伸びは、昨年同月の2.3％からマイナス8.9％に急降下、基本財部門も昨年同月の4.2％からマイナス0.1％にダウン、中間財部門は昨年同月の5.9％から3.3％に減速した。
年初4ヶ月について見ると消費財部門の伸びは昨年同期の＋8％から＋5.6％に、資本財部門は＋4.5％から－6.1％に、基本財部門は＋5.1％から＋1.3％に、中間財部門は＋5％から＋3.3％に、それぞれ後退した。