2001-09-13 ArtNo.27061
◆バルク薬品のオーロビンド、US$1592万投じ製造過程再編
【ハイデラバード】年商1000クロー(US$2.1億)のバルク薬品会社Aurobindo Pharmaceuticals Ltd(APL)は付加価値を最大化する努力の一環として75クロー(US$1592万)を投じて製造施設を再編する。
ビジネス・スタンダードが9月10日報じたところによれば、再編は今年12月もしくは来年1月までに完了する見通しで、今会計年度のトップ・ラインとボトム・ラインに多少に関わらず、再編作業の影響が出そうだ。
再編計画の下、アンドラプラデシュ州の6ユニットは統合され、30クロー(US$637万)を投じてヴィシャカパトナムに新ユニットが設けられる。ちなみにポンディシェリーのユニットは既に閉鎖されている。
オーロビンドのP V Ramaprasad Reddy会長によると、既存施設は、国際基準にマッチし、コスト効率の良い、国際競争にも耐え得るワールド・クラスの製造施設に生まれ変わるが、工事期間は成長が鈍化、もしくは横這いになる可能性がある。しかし来年第1四半期にはフル稼働態勢に入ることができる。
Lanka Srinivas取締役によると、米国食品薬品局(FDA)の認可を得たバルク薬品ユニット2つとGMP(good manufacturing process)基準を満たした大規模なバルク薬品ユニット2つを備え、急成長する市場の需要に応じるのが目標。他の2つの製剤部門も米国FDAの認可を得たものにアップグレードされる。来年の今頃はオーロビンドは世界の全ての市場に手が届く正真正銘のグローバル・プレーヤーになっているはずと言う。
昨年は総売上の54%に相当する545クロー(US$1.16億)のバルク薬品を輸出。今年第1四半期の売上は190クロー、純益は11クローと、昨年同期の各216クロー/21クローを下回った。こうしたスローダウンは今年第3四半期まで続くが、来年は大幅な売上/利益の拡大が見込めると言う。
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