2001-09-13 ArtNo.27053
◆IspatのHRコイル計画、US$1.5億コスト超過
【ムンバイ】Ispat Industries Ltd(IIL)がマハラシュトラ州Raigarh県Dolviで進める年産300万トンの熱間圧延(HR)コイル・プロジェクトのコストは、見積額をさらに700クロー(US$1.49億)超過、7206クロー(US$15.29億)に達した。
ビジネス・スタンダードが9月11日伝えたところによると、IILは年次報告書(2000-01)の中で以上の消息を明らかにしている。Dolviプラントの第2期工事では年産能力が150万トンから300万トンに拡張される。コストは、2年前の見積もりでは、4590クローだったが、昨年度は6500クローに、そして今回は7206クローに引き上げられた。第2期工事は2年以上遅延しており、IILは金融機関に対して2001年3月までに第2期工事の試運転を開始することを約束していた。
再編計画の下、2001年12月27日までにプロモーターや他の投資家に額面10ルピーの新株と優先株が発行され、各245クローと67クロー、合計312クローが調達される。
年産150万トンの第1期分は2000年4月に試運転を開始したが、第2期工事はプロジェクト資金の不足等で遅延した。アナリストによるとIILは、コスト削減と高付加価値製品の製造に照準を合わせ、苦境乗り切りを図っている。
一方、IILは米ドル建ての海外ローンを全て、円建てに転換する計画だ。国内ローンの金利は2001年4月1日から14%に引き下げられた。同社は5619クロー(US$11.93億)の負債を抱えており、内4989クローは担保付きとなっている。
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