1995-08-11 ArtNo.2705
◆<星>アナリスト、第2四半期成長率8.2%で下半期にも期待
【シンガポール】ゴー・チョクトン首相がナショナルデー前夜に明らかにした8.2%の第2四半期成長率にアナリストらは驚くとともに、下半期には一層の成長も有り得ると強気な見通しを示している。
シンガポールの国内総生産(GDP)は今年第1四半期には昨年第4四半期の8.3%から7.2%に成長が鈍化していた。ビジネス調査開発センター(CBRD)のアナリストは米国の第2四半期の景気が不振だっただけに、シンガポールの同期の成長率は予想外のものとするとともに、今年通年の成長率を7.5%と予想した。しかしケーヒアン・ジェームズ・ケーペルのアナリストは今年の成長率は8%近くに達すると見、下半期に驚くべきことが生じるとすれば、景気の後退ではなく、上昇だろうとしている。とは言え、アナリストらは2年来の2桁成長が過去のものとなたことを認めるとともに、それは決してシンガポールにとって悪いことではないとの首相の見方に同意している。クレディ・リヨネ証券のアナリストはシンガポールは軟着陸体勢に入っており、それは過去2年間の過熱を冷却化する健全な調整過程と評している。(BT:8/9)
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