SEAnews 2001-09-13 ArtNo.27049

【ニューデリー】今年上半期(2001/1-6)の外国直接投資(FDI)承認額は31億3000万米ドルをマーク、同期に実際に流入したＦＤＩは17億8000万米ドルを記録した。
エコノミック・タイムズが産業支援事務局(secretariat for industrial assistance)のデータを引用し報じたところによれば、今年6月のＦＤＩ承認額は2億9754万米ドル、同月に実際に流入したＦＤＩは3億2650万米ドルと、実際の流入額が約定額を上回る前代未聞の現象が生じた。
州別に見ると6月にはマハラシュトラ州の約定額が1億8390万米ドルと、全体の62％を占め断然トップ。以下、グジャラート州が19％で2位、3位のハリヤナ州のシェアは10％弱だった。
しかし、同月に実際に流入したＦＤＩの額では、タミールナド州の4380万米ドルが総額の30％を占めトップ、マハラシュトラ州が3200万米ドル／22％で2位。以下、デリー2900万米ドル、アンドラプラデシュ州1960万米ドル、カルナタカ州1100万米ドルと続く。
6月の部門別ＦＤＩ流入額を見ると、コンピューター・ソフトウェアを含む電子／電気部門が3520万米ドル／25％でトップ、以下、機械／エンジニアリング3140万米ドル／21.41％、テレコム1150万米ドルの順。
6月の部門別ＦＤＩ承認額を見ると、サービス部門が1億5090万米ドルでトップ、以下、建設部門5220万米ドル、テレコム2500万米ドル／8.3％と続く。
6月の国別ＦＤＩ流入額では、モーリシャスが6300万米ドル／43％でトップ、ベルギー、シンガポール、米国、バミューダがこれに続いた。しかし6月のＦＤＩ承認額では米国の8220万米ドル／28％がトップを占めた。