【ニューデリー】応用経済調査全国委員会(NCAER:National Council for Applied Economic Research)は、今年の雨期が順調だったことから、通年の農業生産成長予測を当初の3.5%から5.5%に上方修正したが、国内総生産(GDP)の予想成長率は6%から5.6%に下方修正した。
インディアン・エクスプレスとデカン・ヘラルドが9月11日伝えたところによれば、NCAERは月曜に発表した報告書の中で、全国主要4地区の内3地区のモンスーンが順調だったことから農業生産の成長見通しを上方修正したものの、農業生産の伸びは、非農業部門の成長を支えるには十分でないと指摘している。
NCAERはまた投資の低迷、輸出成長の鈍化から工業生産の成長見通しを、これ以前の7%から5.7%に下方修正した。
さらにNCAERは、投資活動と工業生産の成長鈍化はサービス部門の成長にも影響を及ぼすとし、同部門の成長予測も7.9%から5.8%に修正している。