【ムンバイ】Industrial Credit and Investment Corporation of India(ICICI)がIndustrial Investment Bank of India(IIBI)やLife Insurance Corporation(LIC)とともに幹事を務める金融機関コンソーシアムは、Mysore Petro Chemicals Ltd (MPC)の再編計画を承認した。
インディアン・エクスプレスが9月10日報じたところによれば、銀行を含む金融機関コンソーシアムは一致協力して赤字会社の再編パッケージを実行することで合意した。
MPCは過去2年間に25クロー(US$531万)の損失を計上したが、2001年3月31日時点の自己資本は21クロー(US$446万)で、損失額は自己資本を遙かに上回っている。同損失額は1999-00年までに蓄えられた内部留保金34クロー(US$722万)と相殺された後のものである。
再編パッケージの下、借入金利は13.5%のレベルに引き下げられる。社債保持者には、既に償還期限の延長と利率の引き下げが求められており、LICとArmy Group Insurance Fundは同要請に応じる方針だ。他の社債保持者7社の回答が待たれている。
またICICIには1995年9月15日に結ばれた借款契約のオプション条項に基づき、2000年9月29日に遡って額面10ルピーのMPC株式93万株が1株6.05ルピーでオファーされた。これに伴いICICIのMPC持分は14.2%に拡大する。目下、MPC株はボンベイ証取(BSE)で1.80ルピーで取り引きされている。
ちなみに金融機関はIG Petrochemicalsの再編計画も承認、銀行方面の承認を待っている。