SEAnews 2001-09-10 ArtNo.27025

【ムンバイ】Ford Indiaは今年12月に発売を予定するＤセグメント・カー、Mondeoに続きインド市場に投入する新モデルの市場調査を開始した。
ビジネス・スタンダードが9月7日報じたところによると、フォード・インディアのRandy Shockley副社長(ﾏｰｹｯﾃｨﾝｸﾞ)は6日、以上の消息を確認した。それによると、新モデルはモンデオ同様完成車(CBU)として輸入される。インド政府は最近、フォード傘下の7つの子会社の製品をインドで販売することを認めており、これらにはJaguar、Aston Martin、Ferrariが含まれる。インド政府は同社が欲する時にいつでも新モデルを紹介することを認めており、選択の余地は大きいと言う。しかし同氏はそれ以上詳細を語ることを控えた。
インディアン・エクスプレスによると、Shockley氏は席上、モンデオの売り出し価格に関して、Hyundai Sonata(120万ﾙﾋﾟｰ=US$2万5466)を上回るのは確かと語ったが、具体的価格を明らかにしなかった。モンデオはベルギーの工場で生産されたガソリン・バージョンとディーゼル・バージョンが輸入される。
同社のＣセグメント・カー、Ikonは発売以来4年を経ており、購入後3～4年のIkonオーナーは、よりハイレベルな乗用車への買い換えを考えている頃で、こうした者にとってモンデオは理想的なオプションと言える。市場観測筋は、モンデオの年間販売台数を4000～5000台と見積もっているが、Ｃセグメントの市場規模は乗用車市場全体の12.5％と見積もられ、決して大きくなく、ＣセグメントからＤセグメントにアップグレードを望む顧客の需要も当然小さい。加えてＣセグメントそのものも昨年は17％の縮小を見た。
今年8月のIkon販売台数4228台の内、輸出が3140台と、1088台の国内販売を大幅に上回った。年初4ヶ月(2001/4-7)のIkonの国内販売は4975台と、昨年同期比22％下降した。とは言え同期の輸出は8500台をマーク、この結果Ikonの販売台数は発売以来5万台を突破した。
こうした中でフォード・インディアはこの日、新たな特徴を備えた1.6リッターIkonの新バージョン、“Ikon ZXi”を、従来のバージョンと同価格で発売した。