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2001-09-10 ArtNo.27020
◆バイエル、US$5億投じポリカーボネート製造施設計画
【アーマダバード】ABSプラスチックの製造で世界をリードするドイツの化学企業Bayerは、5億米ドルを投じてインドにポリカーボネート製造施設を設ける計画だ。
エコノミック・タイムズが9月7日報じたところによれば、バイエルは有毒なホスゲンを用いぬ年産10万メートル・トンのポリカーボネート製造施設を建設する。インドはブラジルとの競争に勝ち、プロジェクト候補地に選ばれた。同社は今後インドが中国と並ぶ重要市場になると判断した。昨年中国にポリカーボネート工場(第1期分5万メートル・トン)を設けたバイエルは今年10月に開かれる取締役会においてインドに同様のプラントを設ける方針を正式決定する予定だ。
バイエルは既にインドに年産10万トンのビスフェノールA製造施設を有し、同製品はポリカーボネート工場に原料として供給される。
バイエルは中国におけるものとは異なり、インドでは一度に10万メートル・トンの工場を設け、製品の半分はインド国内市場に供給、残りは輸出することを検討している。
バイエルはエコノミック・タイムズのFAXによるインタビューに対してプロジェクトの詳細に関するコメントを控えたが、消息筋によると、候補地としては、グジャラート、マハラシュトラ、タミールナドの沿岸地帯が検討されており、原料の塩素とポリプロピレンが容易に手に入るグジャラート州のDahejが選ばれる可能性が最も大きい。
Gujarat Alkalies & Chemicalsはダヘジに日産350トンの苛性ソーダ工場を有し、塩素製造の余剰能力を備えている。またGujarat Chemical Port Terminal Companyは国内唯一の化学ポート・ターミナルにプロピレンの貯蔵施設を設けている。
プロジェクトが順調に進捗すれば、バイエルは、2004年末もしくは2005年にポリカーボネート工場の試運転を開始する見通しと言う。
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