2001-09-07 ArtNo.27013
◆HP社、インド事業拡張計画をスケジュール通り続行
【コルカタ】Hewlett-Packard(HP)とCompaq Computer Corpのインド事業が統合されるまでには、なお6~8ヶ月を要するため、それまでの間、Hewlett-Packard India(HPI)は通常通りの操業を続け、インドにおける拡張計画も予定通り実行する。
デカン・ヘラルドが9月6日伝えたところによると、HPIのArun Thiagarajan社長は5日記者会見し、以上の方針を明らかにした。それによると、インドを主要なリソース・ベースにすることを目指す拡張計画は続行され、カルナタカ州バンガロールにはグループの需要に応じソフトウェアの研究開発(R&D)を手掛ける“HP Lab”が今年12月までに開設される。同ラブには30人のスタッフが配置される。バンガロールには全世界、取り分け欧州と米国のグループ企業の会計業務を一括して手掛けるバックオフィス・オペレーション・センターを設けることも計画されている。既存のバック・オフィスには200人が勤務しているが、今年末までに800人に増員される。ちなみにHPのインドにおける雇用総数は現在既に1500人に達している。この他、2ヶ月以内にコンサルタント子会社が設立され、コール・センターも設けられる。
HPがコンパックを250億米ドルで買収したことにより、情報技術(IT)関連の最も完全な製品サービス・パッケージを業界に提供できる870億米ドルのグローバル・テクノロジー・リーダーが誕生した。
情報技術(IT)製造業者協会(MAIT:Manufacturers' Association of Information Technology)の推定によれば、両社の合併後のインド・パーソナル・コンピューター市場におけるシェアは18%に達し、最も近い競争者HCL Insysのシェアの2倍以上にのぼる。ちなみに合併前のコンパックのシェアは10%、HP社のそれは7%と言う。
|