【ニューデリー】地元二輪車大手Bajaj Auto Ltd(BAL)は、技術パートナーの川崎重工業がスズキと提携したことからスズキ製スクーターをインドで製造/マーケッティングする可能性を検討している。
エコノミック・タイムズが9月6日、BALのR L Ravichandran副社長の言として伝えたところによれば、スズキはタミールナド州チェンナイ拠点のTVSグループと提携しているが、TVSスズキはスクーターを製造していない。一方、BALの技術提供者、川崎はスクーターは手掛けていない。
このためBALは川崎を通じてスズキに働きかけ、スズキ製スクターのインドにおける製造・販売を引き受ける可能性を検討している。同構想が実行に移されるなら、BALの製造施設でスズキのスクーターを組み立て共同販促することになる。しかしスズキの完成車を輸入することに興味はない。川崎との現在の技術提携に出資関係は含まれていないが、これは川崎が関心を示さぬためで、スズキがそれを望むなら出資協力もあり得ると言う。