2001-09-07 ArtNo.27004
◆SAIL、第10次5カ年計画期間の資本支出US$17億
【ニューデリー】赤字経営を続ける国営Steel Authority of India Ltd(SAIL)は第10次5カ年計画期間(2002-2007)に8000クロー(US$16.98億)の資本支出を必要としている。
エコノミック・タイムズが9月5日伝えたところによると、SAILは、最近B K Tripathy鉄鋼相により主宰された見直し会議の席上、鉄鋼省に対し、以上の報告を行った。それによると、SAILは政府保証を得たにも関わらず、市場における資金調達の困難に直面している。SAILは当面1000クロー(US$2.12億)を必要とし、内500クロー(US$1.06億)は運転資金に当てる。
SAILは昨年2月に5400クロー(US$11.46億)の政府債務の抹消を含む総額8400クロー(US$17.83億)の金融支援パッケージを認められた後、2000-01年の損失を、前年の1729クローから729クローに58%縮小させた。また傘下キャプティブ発電所2カ所の50%の持分を売却し、287クロー(US$6091万)を取得、さらに今年8月までに486クロー(US$1.03億)の債務を返済した。SAILは今年は損失を150クロー(US$3284万)に抑え、来年度は黒字転換を図る計画だ。
現在SAILが直面する難題は、政府から莫大な金融支援を得たにも関わらず、昨年の金利負担が依然として1752クロー(US$3.72億)にのぼり、一昨年の1789クローを僅かに下回ったに過ぎないこと。
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