2001-09-04 ArtNo.26980
◆国際電話会社VSNLの長距離電話パートナー選考に17社が応札
【ムンバイ】国際電話会社Videsh Sanchar Nigam Ltd(VSNL)が募集した長距離電話事業パートナー選考入札にテレコム企業17社が応募した。
ビジネス・スタンダードが9月3日報じたところによれば、入札申請者にはReliance、Bharti、Powergrid、the Indian Railways、Gas Authority of India、Himachal Futuristic Communicationsが含まれる。長距離電話事業パートナーはVSNLに長距離電話用光ファイバー・ケーブル・ネットワークを長期ベースで提供することになる。提携期間は約30年、契約額は数千クロー(US$数億)にのぼる見通しだ。VSNLは、政府持分を買収する戦略パートナーが決まった後、同パートナーの了解も得た上で長距離電話パートナーを決定する。これは戦略パートナーと長距離電話パートナーの利害の対立を防ぐための配慮。長距離電話パートナーが決まったならVSNLは長距離電話ライセンスを申請する。
VSNLは長距離電話事業に1500クロー(US$3.18億)を投資する計画で、投資対象には長距離自動交換機やインターコネクティング・サークル等のインフラ施設が含まれるが、VSNL自身は全国を網羅する光ファイバー・ケーブル網の敷設工事は手掛けない。しかしながら長距離電話パートナーが提供する光ファイバー・ケーブル網とは異なるルート等、ケーブル網の部分的な補完工事は手掛ける。
長距離電話市場は1万3000クロー(US$27.59億)と見積もられるものの、約6000クロー(US$12.73億)のインター・サークル市場はまだ開放されていないため、実質的市場規模は7000~7500クロー(US$14.86億-15.92億)と予想される。VSNLは3~4年内に同市場の15~20%のシェア獲得を目指していると言う。
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