【ニューデリー】韓国の三星電子(Samsung Electronics)が完全出資するSamsung Electronics India Information and Telecommunication Ltd (SEIIT)は今年12月までに一連の新製品を発売すると同時に、既存の情報技術(IT)・テレコミュニケーション製品の品目を拡張する計画だ。
インディアン・エクスプレスが9月3日、SEIITのSS Lee重役(MD)の言として報じたところでは、SEIITは向こう数ヶ月間にノートブック・パソコン(PC)、MP3プレーヤーを発売するとともに、液晶表示(LCD)モニター、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、オプティカル・ディスク・ドライブ(ODD)、レーザー・プリンター、セル式携帯電話等、少なくとも18品目を紹介する。
SEIITはウッタルプラデシュ州Noidaに1000万米ドルを投じて設けた年産100万台のカラー・モニター工場の試運転を開始、これらのモニターをインドから世界市場に輸出する可能性を研究している。既にインド・カラー・モニター市場の56%のシェアを占めた同社は、2500万米ドルを投じて2005年までにモニターの製造能力を300万~400万台に拡張することを検討している。
SEIITの昨年の営業額は740クロー(US$1.57億)をマーク、今年は1325クロー(US$2.81億)に達する見通しだ。
SEIITは、2001年6月までの6ヶ月間にカラー・モニター49万5000台(市場シェア56%)、HDD26万9000ユニット(同上40%)、ODD24万ユニット(同上65%)を販売した。