SEAnews 2001-09-04 ArtNo.26978

【ムンバイ】イタリヤの自動車メーカー、ピアジオは完全出資子会社Piaggio Indiaを通じてインド二輪車市場にカンバックすることを目指し、新工場建設の可能性を検討している。
ビジネス・スタンダードが9月3日報じたところによれば、Piaggio Vehicles(旧社名Piaggio Greaves)とPiaggio Indiaの非常勤会長(non-executive chairman)を兼ねるShekhar Datta氏は同紙に以上の消息を語った。それによると新工場で生産された最初の二輪車は1年内にお目見えする可能性がある。デリー・ベースのPiaggio Indiaはこれにより二輪車市場に参入できる。しかし同氏はピアジオがスクーター市場に参入するのか、モーターサイクル市場に参入するのか、あるいは両方に参入するのか、明らかにすることを控えた。
ピアジオはSinghania一族との紛争後、1999年にＬＭＬの23.6％のシェアを13.50クローでSinghaniaグループに売却、インドの二輪車市場から撤退した経緯が有る。エンジン仕様に関わる2007年までの技術規約を除けば、ピアジオ・グループが二輪車市場に復帰する事を阻害する要因は何も存在しないと言う。