SEAnews 2001-09-03 ArtNo.26971

【ニューデリー】国内市場と国際市場を襲ったデマンド・リセッションが災いし、インドの年初4ヶ月(2001/4-7)の輸出は1361億1000万米ドルと、昨年同期の1386億8000万米ドルを1.8％下回った。7月の輸出は346億4000万米ドルと、昨年同月の352億6000万米ドルをやはり2％ほど下回った。
インディアン・エクスプレスとエコノミック・タイムズが8月31日と9月1日、報じたところによれば、年初4ヶ月の輸入は1696億3000万米ドルと、昨年同期の1723億4000万米ドルを1.57％下回った。この結果貿易赤字は336億6000万米ドルから335億2000万米ドルに縮小した。
年初4ヶ月の輸出がマイナス成長に陥ったのは、過去10年来初めてのこと。年初1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月の輸出成長率は5.51％、5.10％、1.76％と何れもプラス成長を保っていた。また同期の輸入も9.88％、3.74％、2.40％と、プラス成長を維持していた。
こうしたことから、商工省が掲げる今年通年の12％の輸出成長目標の実現も危ぶまれている。