2001-08-31 ArtNo.26951
◆リライアンス・ライフ、細胞生物学にUS$2500万投資
【ムンバイ】リライアンス・グループの完全出資子会社、Reliance Life Sciences Pvt Ltd(RLS)は向こう数年間に細胞生物学領域に2500万米ドルを投資する。
インディアン・エクスプレスとビジネス・スタンダードが8月30/31日報じたところによれば、米国国立衛生研究所(NIH:National Institutes of Health)により、胎児茎細胞(embryonic stem cells)の研究機関としてリストアップされ、また米国大統領指針の下、連邦調査基金(federal research funds)援助金の受領資格を認められたことで知られるRLSは、マハラシュトラ州ムンバイにおける細胞生物学領域の研究に既に500万米ドルを投資している。
今年1月に法人化されたRLSのDr Firoza Parikh研究部長によれば、同社は国内及び海外の研究機関との提携を希望している。他の研究機関と提携すれば、再生医療(regenerative medicine)領域における成果を早期に実現できる。
RLSは細胞生物学イニシアチブの第2段階としてマハラシュトラ州ムンバイの本部に再生医療センターの設立を計画している。同センターは膵臓/肝臓/網膜茎細胞等の細胞移植に関わる開発や応用のための臨床条件を備えており、病院等との協力が可能だ。
RLSは目下、世界最大規模の臍帯血(cord blood)貯蔵施設を建設しており、患者にReliCordを提供することを計画している。臍帯血(umbilical cord blood)から生産されるReliCordは、地中海貧血や悪性血液病の治療に用いられる。
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