1995-08-10 ArtNo.2695
◆<星>外国人のCPF制度除外効果は期待薄:調査報告
【シンガポール】先週から中央積立金(CPF)制度の外国人への適応が免除されたが、調査会社リミューネレーション・データ・スペシャリスツ(RDS)が273社(外国人合計5020人雇用)を対象に調査したところ、42%が人件費への影響は期待できないと回答した。
これらの企業はその理由として、給与の目減りを補償しなければならないこと、CPFの適応を受けていた外国人労働者が元々少ないことなどを指摘した。人件費を20%削減できると回答したのは10%、人件費を多少削減できるとしたのは35%だった。また、CPFの負担打ち切りを決めた企業は7%にとどまり、84%が未定だった。 労働省は7月10日、外国人労働者と雇用主のCPF負担を8月1日から免除すると発表したが、その後、既にワークパーミットを取得している外国人労働者については、今年末までに申請すればCPF加入を98年末まで認めると補足している。RDSの調査は補足措置が発表される前に実施された。(ST:8/8)
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