2001-08-30 ArtNo.26940
◆ホテル業界、不況に関わらずUS$7.43億設備拡張計画
【ニューデリー】インドのホスピタリティー産業は、深刻な業況不振にも関わらず、向こう数年間に設備拡張に3500クロー(US$7.43億)の投資を予定している。これらにはCarlson、Accor、EIH Ltd (Oberoi)、Choice Hospitality等のホテル・チェーンが含まれる。
インディアン・エクスプレスが8月28日報じたところによれば、主要な投資はバジェット・ホテル・カテゴリーに向けられ、5スターや5スター・デラックス・カテゴリーではない。インドではバジェット・ホテルに対する需要が急速に拡大している。拡張投資を計画しているホテルとしては、Accor group、ITC Welcome、Mahindra Day's Inns (Mahindra GroupとDay's Innsの合弁事業)、East India Hotels (EIHs:Oberoi)、Carlson、Choice Hospitality Groupを挙げることができる。
例えば、Carlsonは500クローを投じてRadissonブランドの5スター・ルーム約100室を追加する他、Country Inns及びSuites by Carlsonブランドのバジェット・ルーム900室の増設を計画している。
昨年の客室稼働率は平均65%を記録、低調な市況に関わらず、ホテル業界は設備拡張に旺盛な意欲を見せている。Triumph Hospitality Management ConsultancyのAbhishek Upadhyaya氏によると、バジェット・ホテル市場における新潮流に乗じた戦略的投資を通じ高成長を遂げることが依然として可能だ。国内には良質な需要が見込める少なからぬ穴場が存在すると言う。
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