2001-08-28 ArtNo.26926
◆地理的表示産品に対する保護強化をWTOに提案:商工相
【チェンナイ】インドは、ドーハ(カタール)における世界貿易機関(WTO)閣僚会議の席上、貿易関連知的所有権(trips:TradeRelated Aspects of Intellectual Property Rights)協定の下に地理的表示(GI:Geographical Indications)により高水準な保護を求める方針だ。
エコノミック・タイムズが8月26日、報じたところによると、Murasoli Maran商工相はこのほど同紙に以上の方針を語った。マラン商工相によると、GIは国や地域の文化的アイデンティティーを示し、製品の付加価値になっている。
1986年のGATT会議では、アルコール飲料のみにGIの保護が適応されたが、例えば、中国の絹、ダッカのモスリン、ベニスのグラス、スイスの時計、ダージリンの紅茶、Banarasi/Kanjeevaramの絹、アルフォンソのマンゴは世界中の人々により愛好されている。インドは豊富な地域的伝統産品を有するが、もしGIの保護が他の産物をカバーしないなら、極めて残念なことである。このため同相はドーハ会議で先進国にこの点を訴え、見直しを求めると言う。
|