2001-08-28 ArtNo.26922
◆バーラット・バイオテック、リソスタフィン製造特許ほぼ獲得
【ハイデラバード】Bharat Biotech International Limited(BBIL)は抗菌性を有する蛋白質、リソスタフィン(lysostaphin)の製造技術に関わる特許権をほぼ手に入れた。
エコノミック・タイムズが8月25日報じたところによれば、BBILのKrishna Ella会長兼MDはこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると抗生物質耐性菌(antibiotic resistant bacteria)感染症の防止や治療に用いられるリソスタフィンは、一般に“staff infection drug”称され、手術後の治療に最も効果がある。しかしながら関係技術の商業化には多額の投資を必要とするため、BBILは外国企業にライセンスを提供するか、多国籍企業と合弁を組む可能性を検討している。
リソスタフィン特許権獲得における成果に勇気づけられたBBILは、ロータウィルス(rotavirus)ワクチン、マラリヤ・ワクチン、スタファラキナーゼ(staphylokinaseブドウ状球菌キナーゼ)等の他のワクチンの特許権を申請することも計画している。
下痢の治療薬として用いられるロータウィルス・ワクチンを市場に投入する上では、アトランタのCentre for Diseases Control (CDC)、Stanford University、カルナタカ州バンガロールのインド科学大学(IIS:Indian Institute of Science)、ニューデリーのAll-India Institute of Medical Sciencesと提携している。またマラリヤ・ワクチンの商業化では、アトランタのCDC及びInternational Centre for Genetic Engineering and Biotechnology-UNIDO Centerの協力を得ていると言う。
|