2001-08-28 ArtNo.26918
◆フィリップス、CTV市場トップ・スリー返り咲き目指す
【ムンバイ】最近世界ビジネス再編計画の一環として親会社から現地裁量権の拡大を認められたPhilips Indiaは、新製品の発売やマーケッティング面における自主的戦略の立案が奏功、消費者用電子製品(CE)部門、取り分けカラー・テレビジョン(CTV)部門の業績を顕著に改善させた。
エコノミック・タイムズが8月25日、フィリップス・インディアのK Ramachandran副会長兼MDの言として報じたところによれば、CE部門におけるサプライ・チェーンとコスト構造の再編は最近完了、CTVに関しては親会社の政策とは対照的に14インチと20インチ・セグメントに照準を合わせ、価格競争力の有る製品を投入した。この結果、CTV市場シェアは3.6%から5.3%に、フラット・スクリーン・セグメントのシェアは1%から10%に、取り分け29インチ・フラット・テレビジョンに関しては26%から32.5%に拡大した。このため同社は2004年までにCTV市場シェア・トップ・スリーの座を目指す方針だ。
市場観測筋によれば、これ以前に積極的な価格戦略を展開してきたアイワが、最近鳴りを潜めていることもフィリップスに幸いしたものと見られる。
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