2001-08-28 ArtNo.26916
◆ムンバイ港における乗用車輸入、過去数ヶ月ほとんどストップ
【ムンバイ】高い関税に加え厳しい輸入条件、取り分け1台当たり最大200万ルピー(US$4.24万)にのぼる型式認定費用が祟って過去数ヶ月乗用車の輸入が事実上ストップしている。
エコノミック・タイムズが8月25日、ムンバイ港通関当局筋の言として報じたところでは、昨年は乗用車輸入に伴う収入が月間平均2クロー(US$42.4万)にのぼったが、今ではほぼゼロになっている。
市場筋によると、今年(カレンダー・イヤー)は通年で300~400台の乗用車が輸入される見通しだが、年間販売台数50万台の国内市場にとって、この程度の輸入は無視し得る。
先行き不透明な経済動向と貧弱な製品サポートに加え、乗用車の輸入コストの減価償却が認められないことも輸入に歯止めをかけている、
乗用車メーカーにとって、型式認定コストは大きな負担になる。同コストは1台当たり100万~200万ルピーにのぼり、認可手続きに最低3ヶ月を要する。
しかしMercedes Benz India幹部は、最近輸入されたハイエンド・モデル、CLKとSLKの型式認定手続きを行っているが、同社のモデは何れも400万~450万ルピーすることから125%の関税はさして問題にはならないと語った。
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