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2001-08-28 ArtNo.26913
◆RCF/DFPCL、SAILの肥料工場権益に関心
【コルカタ】Rashtriya Chemicals & Fertilisers (RCF)とDeepak Fertilizers & Petrochemicals Corporation Ltd (DFPCL)が、国営Steel Authority of India Ltd (SAIL)傘下肥料工場の74%の権益に関心を見せている。
ビジネス・スタンダードとエコノミック・タイムズが8月25日伝えたところによると、SAILのRourkela Steel Plant向かいに設けられたRourkela Fertilizer Plant(RFP)ではナフサを原料にカルシウム硝酸アンモニウム(CAN)と硝酸が生産されている。CANの年間製造能力は36万トン。
SAILは数ヶ月前に関係肥料工場の入札意向書(EOI)を募集した。SAILのM K Moitra取締役によると、デュー・ディリジェンスはまだ始まっていないと言う。SAILは非中核ビジネスの分離独立を図っているが、酸素工場の分離は、入札価格が最低留保価格を下回ったため、停頓している。RFP権益の売却についても今会計年度内に完了させることが目指されているが、デュー・ディリジェンスがまだ開始されていないとすれば、取引の完了にはなお時間がかかりそうだ。
一方、事業拡張計画の一環として、ラジャスタン州に新たな合弁工場の建設を進めるRCFは、RFP及びParadip Phosphate Ltd(PPL)の権益買収に関心を寄せている。RCFのD K Varma.会長兼MDは、「長期戦略の一環として国内及び海外における企業買収や合弁の機会を探っている。また製品の多角化を目指し、新領域の開拓も図っているが、RFP権益の買収を決める以前に、同権益取得の得失を勘案する必要がある」と語った。Varma.会長によれば、RFPのデュー・ディリジェンスに既に着手、RFP/PPL権益買収のコンサルタントも追って指名すると言う。
RCFは、ラジャスタン州Udaipur近郊における燐酸二アンモニウム(DAP)工場の建設をHindustan Zinc及びRajasthan State Mines & Minerals Corporationと手を結ん進めている。RCFは見積もりコスト300クロー(US$6367万)の同合弁事業に50%、パートナー2社は各25%を出資する。
海外における合弁事業も計画するRCFは、外国企業からの肥料の買付も開始した。こうした措置は同社の製品ミックスを拡大、経営基盤を強化することにつながると言う。(SEAnews2001-07-09号参照)
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