【ニューデリー】国内経済動向の指標とされる商用車の今年7月の販売台数は1万195台と、昨年同月の1万397台を1.9%下回った。
しかし国内販売に限っては昨年同月の9233台から9545台に3.4%の増加を見た。商用車の月間販売台数が昨年同月を上回ったのは今年1月以来初めてのことだが、アナリストは依然として低レベルな伸びは経済全般の状況を反映しているとコメントしている。
エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダードが8月21日、インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)の暫定統計数字を引用し報じたところによれば、中・大型商用車販売台数は昨年同月の5917台から6252台に5.6%増加したものの、軽商用車の販売台数は4480台から3943台に11.9%下降した。
国内販売に限っては中・大型車販売は昨年同月の5519台から6038台に9.4%アップ、軽商用車は3714台から3507台にダウンした。
軽商用車販売の不振は主に顧客のニーズが2トンから4トン・カテゴリーに分散したこと。それに引き替え25トン以上の大型車の需要が高まり、中・大型商用車販売の拡大を牽引した。しかし最大部分を占める16トン・セグメントの売れ行きは依然低調だった。