【ムンバイ】グジャラート州は、震災の打撃が癒えないにも関わらず、2001年7月までの計画投資額(planned investments)が17万4058クロー(US$370.65億)をマーク、2位マハラシュトラ州の16万8645クロー(US$359.12億)に5000クロー(US$1.06億)の差をつけ、全国投資番付のトップに立った。
エコノミック・タイムズが8月19日、インド経済監視センター(CMIE:Centre for Monitoring the Indian Economy)のデータを引用し報じたところによれば、タミールナド州が15万8623クロー(US$337.78億)で3位につけ、アンドラプラデシュ州が15万5828クロー(US$331.83億)で4位を占めた。
昨年7月時点ではマハラシュトラ州が15万1733クローでトップ、グジャラート州の13万8012クローに1万3000クローの差をつけていた。グジャラート州は僅か1年の間に同差を埋めただけでなく、マハラシュトラ州にかなりの差をつけトップに立った。とは言えプロジェクトの実現率ではマハラシュトラ州は47.95％で依然トップ、グジャラート州は44.84％で2位を占めた。
財政破綻企業の増加やシェルとNational Organic Chemical Industries Ltd (Nocil)の合弁計画の破談が、マハラシュトラ州の投資ランキングに影響を及ぼしたものと見られる。
グジャラート州に次いで著しい躍進を遂げたのはアンドラプラデシュ州。同州の順位は昨年同様4位にとどまったが、計画投資額は13万8094クローから15万5828クローに1万7734クロー拡大した。
またカルナタカ州の計画投資額も昨年7月時点の10万60クローから12万6923クロー(US$270.28億)に2万6863クロー・ジャンプした。
それに引き替えウッタルプラデシュ州の計画投資額は6万8088クローから5万2760クローに1万5328クローダウンした。これは主に同州北端部がウッタランチャル(Uttaranchal)州として分離独立したためと見られる。しかし同様にチャッティースガル州が分離独立したマドヤプラデシュ州に関しては成長基調が維持された。