【ニューデリー】全国送電会社Powergrid Corporation of India Ltd(PGCIL)は2012年までに150億米ドルを投じて新たに6万サーキット・キロ・メートルの送電網を建設する。
エコノミック・タイムズが8月19日伝えたところによれば、インド商工会議所連盟(FICCI)とPGCILが電力省の支援も得て共催した国際セミナーの席上、A K Basu電力省次官は以上の消息を語った。それによると、これに伴い国内の送電能力は現在の5000MW(メガワット)から2012年には3万MWに拡大する。送電や電力の管理、それらの複合ビジネスは、民間投資家や外国投資家に計り知れないビジネス機会を提供する。
民間の送電事業参加は、出資合弁もしくは独立送電会社(independent power transmission companies)方式を通じて実行される。既にPGCILは8件、総額48億米ドルのプロジェクトの入札に向け、関係方面に入札意向書(EOI:expression of interest)の提出を求めた。
一方、PGCILのテレコム・インフラ事業参画に伴いこれまでにDelhi-Chandigarh/Delhi-Jaipur/Delhi-Jabalpur Dhule間の通信網が構築され、Delhi-Mumbai間のリンクも2002年までに完成する。国内56都市を結ぶ総コスト2億2500万米ドル、1万4000km以上のテレコム幹線網も2003年12月までに商業運転を開始すると言う。