2001-08-20 ArtNo.26845
◆スコダ、オクタビアSKDキットに代え完成車輸入決定
【ニューデリー】チェコ共和国ベースのSkoda Auto ASの子会社、Skoda Auto India Ltdは当初計画したセミ・ノックダウン・キット(SKD)に代え、乗用車Octaviaの完成車(CBU)を輸入する方針を決めた。
ビジネス・スタンダードが8月18日、消息筋の言として伝えたところによれば、スコダ・インディアは既に外国貿易総局(DGFT:Directorate General of Foreign Trade)から今年9月の発売に向け1500台の輸入許可を得ている。しかしDGFTは完成車ではなく、SKDキットの輸入を許可した。
スコダ幹部によると、通関当局が2001年6月7日付けの通達No. 62/2001を発行する前に、同社はDGFTの輸入許可を得たが、No. 62/2001通達の下、同社が輸入するのは最早ノックダウン・キットとは見なされず、完成車として処理されることになった。ムラダー・ボレスラフ(Mlada Boleslav)の本社は、DGFTの許可が下りた後、オクタビアのSKDキットを出荷する準備を整えたが、No. 62/2001通達後、同アレンジは取り消されたと言う。
消息筋によれば、SKDに代えて完全ノックダウンもしくは本格的な製造方式を採用するには、より高度な設備と特別に訓練された労働者を準備せねばならず、この種の準備は複雑で時間を要する。このためスコダは当面完成車を輸入する方針を決めたものと見られる。しかしスコダ・インディアは輸入した完成車を販売する小売網の準備はまだ行っていないと言う。
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