2001-08-20 ArtNo.26843
◆キネティック、自動変速スクーター新モデルを特価で発売
【ニューデリー】年商1200クロー(US$2.55億)のキネティック・グループに属するマハラシュトラ州プネー拠点のKinetic Motor Company Ltd(KMCL)は先週木曜(8/16)、自動変速の110CCスクーター“Zx Zoom”を3万7215ルピー(US$792)で発売した。
インディアン・エクスプレスとビジネス・スタンダードが8月17日、KMCLのSulajja Firodia Motwani重役(MD補)の言として伝えたところによると、Zx Zoomの発売に伴い5クロー(US$106万)を投じ、“Stolen from Future”をキャッチ・フレーズにしたプリント/電子メディア・キャンペーンを3ヶ月にわたり展開する。これにより向こう8ヶ月間にZx Zoom5万台の販売を目指す。
周期的な個々のセグメントの落ち込みを乗り切るためフルレーンジ戦略を採用するキネティックは、一連の製品のラインアップとマーケッティング・プログラムを通じて自動変速スクーター市場における支配的地位を維持するとともに、モーターサイクル市場の開拓にも本腰を入れる。
今年9月には韓国の暁星機械工業(株)(Hyosung Motors & Machinery Inc.)の技術支援下に4バルブ125cc/150ccのモーターサイクル“GF125/GF150”を発売する。GFのデビューを支援する主要な広告キャンペーンも準備している。Zx ZoomとGFの2キャンペーンは、それぞれMudraとGreyが担当する。
この他、スクータレット新モデルを2万5000ルピーで売り出す計画で、今年は通年で、スクーター及びスクータレット18万台、モーペッド10万台の販売を目指す。これにより2003年の二輪車売上額は現在の1000クローから2000クロー(US$4.26億)に拡大するものと見られる。
広告・宣伝費を1999-2000年の60クローから2000-01年の75クロー(US$1597万)に拡大したKMCILは、“キネティック・フォー・ライフ”と銘打った総合的なマーケッティング・キャンペーンも開始した。同キャンペーンの下、顧客はキネティックの旧式モデルを購入時の60%前後の価格で下取りに出し、最新モデルに転換できる。また“キネティック・マイリッジ・アシュランス”スキームの下、1リッター当たり最低50キロの燃費が保証される。加えて年間メンテナンス契約を結べば1年間365ルピー、1日当たり1ルピーのコストで保守サービスを受けられる。また今年10月には、顧客にガソリン・カードが発行される。同カードを用いて給油を受ければ、毎回ポイントが加算され、キネティックの製品・サービスや石油製品の購入に際して特別優待が受けられる。
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