2001-08-20 ArtNo.26842
◆ジンダル、スリー・ビシュヌプリヤの冷間圧延事業買収
【ハイデラバード】Jindalグループは、傘下のJindal Vijayanagar Steel Ltd (JVSL)を通じ、アンドラプラデシュ州拠点のShri Vishnupriya Industries Ltd (SVIL)が400クロー(US$8518万)を投じてKurnool県Panyam付近に建設を計画する冷間圧延鋼(CRS)プラントの買収を計画している。
インディアン・エクスプレスが8月18日、SVILのV Ramaswamy重役(MD兼CEO)の言として報じたところによれば、ジンダル一族は、年産225万トン、コンピューター完全制御のCRSプラントに強い関心を抱いており、Industrial Development Bank of India (IDBI)に率いられる金融機関及びSVILプロモーターと、経営権を引き継ぐ準備を進めている。準備作業は1ヶ月以内に完了する見通しだ。
ジンダルはプロジェクトの生存能力と収益性を高める狙いから全べての施設をカルナタカ州Bellary県Toranagallu付近に設けた自社工場隣接地に移転するよう提案している。
7年前にスタートした当該プロジェクトには、IDBI、Industrial Credit and Investment Corporation of India(ICICI)、Industrial Finance Corporation of India(IFCI)、State Bank of Hyderabad (SBH)、SBTから成る金融コンソーシアムが既に200クロー以上の貸付を承認している。プロジェクト・コスト400クローの内133クローは自己資本、残りはターム・ローンで賄われる。自己資本分に関しては、ジンダルとIDBIコンソーシアムが各60クロー、オリジナル・プロモーターのNHC Siva Reddy氏が13クローをそれぞれ出資する。
プロジェクトをアンドラプラデシュ州からカルナタカ州に移転することにより原料の熱間圧延(HR)コイルの輸送コストを節約できる他、Jindal Tractebelから低コストの電力とガスの供給を受けられる。加えてチェンナイやバンガロールに位置する自動車産業や相手先商標製造業者(OEM)へのアクセスが容易になる。
ジンダルはJVSLとJindal Iron and Steelが共同出資する特別機関(SPV:Special Purpose Vehicle)を通じてSVILを買収する計画と言う。
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